ゲーム依存になる子どもの問題について

 

夏休み中に子どもがゲームに依存になってしまって困っているというような話がありました。

 

ゲーム依存といっても昨今ではゲームだけでなくSNSも含めてという感じですよね。オンラインでできることが増えすぎて、楽しいし、そこで承認欲求を満たすこともできるということで、子どものうちにあまりにもはまってしまうと問題になってきそうです。

 

だからといってゲームを完全禁止とすると子供同士のつきあいからの仲間外れということも起こりそうですし、難しい問題となってきます。

 

 

本当に依存症なのかどうかはチェックしてみること

 

子どもがゲーム依存症かもしれないと思っても、本当に依存症なのか、それともただゲーム等にはまっているだけで病気等の類ではないのか。ここは判断を間違ってはいけません。

 

もしちょっと疑いを抱いた場合にはきちんとチェックをしてみることをおすすめします。そして本当に依存症という状態になっているのであれば専門家に相談することが大事です。

 

あまりネット上を調べてその答えだけで対応することはおすすめしません。ネット上にあるのはあくまでその人の考えであり、本当の専門家が子どもに対してどのように対応するかというのはわかりません。

 

その人にあった対応法というものもあるかもしれませんし、素人の判断で動くというのは悪化させてしまう可能性もあります。

 

ここではそこまでではない場合について話をしたいと思っています。

 

 

完全ゲーム禁止等の策は取りたくない

 

今の親であれば自分自身もゲームを楽しんだ経験もあるでしょうし、さすがに完全な禁止をしているような家は少なくなってきているのでしょうか。

 

厳格な家での育ちであったりして、子どもの将来のことを真剣に考えたりすると、ゲームをやめてその時間勉強しなさいと言いたくなってしまうところはあるかもしれません。

 

ゲームをしている時間は無駄だし、依存症リスクもあるしいいことはないと思うかもしれません。

 

ですがゲームは子ども達のコミュニケーションツールにもなっています。どこどこまで進んだとか、今こんなところをやっているとか、そういう話題によってリアルでのコミュニケーションが進むという点もありますので一概に否定できないところもあります。

 

もし単純に取り上げてしまうと、日常コミュニケーション面でも問題が出て、仲間外れになってしまう、話題についていけなくなってしまうということにも。将来には関係ないとしても、教育に関係ないとしても現時点においてこのような問題が出てくることは好ましくはありませんよね。

 

一定時間の制限をつけたり、何時までとするようなことは良いと思いますので上手くコントロールをしておきたいものです。

 

 

普段からゲーム以外のことをやるようにする

 

黙っているとゲームだけになってしまうという場合、普段からゲーム以外のこともやるようにするのが良いと思います。

 

親と一緒に出かけたりするのもいいですし、アウトドアで遊ぶ、ゲームでなくても本を読んだり映画を見たりというような別の刺激になるようなことを取り入れるということです。

 

ゲーム一辺倒になってしまうと、そこから抜け出すのが難しくなってしまいますが世の中には他にもすることがある、楽しめるものがあるという認識が出来てくれば、ゲームもあくまで遊び・コミュニケーションの一つとして利用して全体としてバランスの取れた生活を送ることができるようになるのではないでしょうか。

 

ゲーム依存が進んできている場合、強制的に何かを押し付けるのではなく子どもと話し合うのも大事です。無理やりやらされることというのは嫌がりますし、それはコミュニケーション崩壊にも繋がってしまいます。

 

子どもとしっかりと話しあった上で、自らの意思・判断でゲーム以外のことも受け入れるという流れを作りたいです。

 

 

ゲームと勉強をもっと繋げられないか?

 

ゲームのやりすぎによって学校の成績が心配・・という場合、ゲームと勉強をもっと繋げてみて、オンラインで勉強を進めるというのはどうなのでしょうか。

 

今は結構アプリでも勉強関連のものも増えてきています。
ゲーム感覚で勉強を進めるというのは昔はできなかったことですが、今はできるようになっています。

 

まだまだ完璧ではないですけど、スタディサプリのようなものもありますし、上手くゲームから勉強の方に繋げて、自主的に勉強することができるようになれば成績上昇も見込めてくるはずです。

 

学校の勉強ができないという場合、わからないのに先に進んでしまうということが問題だったりします。自分でオンライン学習の場合は何度も立ち止まって振り返ることができますし、自分の理解ペースに合わせることができるのでその点は本当に便利になったと思います。

 

 

ゲーム依存問題をどう解決するか

 

ゲーム依存といっても、その人がどのような状態かということについてかなり解決法は異なってきます。

 

本当に病気のレベルに達しているとすればそれは専門家に相談するしかありませんし、家族のコミュニケーションでなんとかなるというもの、上手く親が導くことによって解消できるものもあるかと思います。

 

一律こうしなければダメというものもありませんし、また無理にすべてを禁止していては良い結果は得られません。

 

子どもの状況に合わせて柔軟に、でも放置ではなくしっかりと責任を持って対処していきたいものです。


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