結局、若者はワクチンを打ちたいのか打ちたくないのか

ワクチンを打つ打たないの問題がいろいろなところで大きくなってきています。
特に若者のワクチンの議論に関しては、メリット・デメリットがそれぞれ難しいところがあり、評価が分かれるところがあります。

 

若者の場合、重症化リスクが少ないということでワクチンを打つメリットが少なく、多くの人が打つことを望んでいない、そのようなことが報道されていました。

 

ですが、いざ渋谷で若者の予約不要のワクチンを受け付けるとあっという間に行列。望む人もワクチンを自由に受けることができないというような状態になってしまっています。

 

これではワクチンを受ける人が少なくて困っている、受けるためのプロモーション広告を打っていくという話が全く合っていない話になってしまいます。

 

本当に今世の中に出ている情報、一般の人の考え等は正しいのか等を疑ってしまいます。

 

 

母数が違いすぎるという問題

 

ワクチンを300程度しか用意していなくて徹夜で並ぶ人が出来、ほとんどの人が打つことができなかった。

 

なぜこのような見込み違いが起こったのでしょうか?若者の何割かが打つことを望んでいないとしても渋谷の真ん中でワクチン摂取を用意してたったの300人も来ないと思っていたということ。

 

どうにもこの感覚がずれているように思えてしまいました。いくら打ちたくないという人が一定割合でいても、また打ちたくて打てない人が相当数いて、その母数を大幅に読み違えているのではないかということです。

 

以前からなぜかワクチンをなかなか打ってくれない人が多く、コロナの拡大を防げないというような論調が出てきていて実態とかなり違うのではという疑問を感じていました。私自身だけではなく、多くのコメントも同じようなものがありましたし、打ちたくても打てない人が大半だったのでしょう。

 

若者どころか、40-50代クラスの人も未だにすべての人が希望していてもワクチンを打てていない状態です。ワクチン摂取が進んでいけば、希望する人は打ち終わって後は希望しない人をどう希望する方向へ変えていくかという話になるはずですが、まだそこまでの状態では全然ないはず。

 

実態が運営側に全く伝わっていないのではという心配が出てきてしまいます。

 

 

いい加減に推測ではない調査ができないのか?

 

ワクチンの希望人数もそうですが、いい加減にでたらめな推測ではなく、正確な数値を一度に把握するような仕組みづくりはできないのでしょうか?
今や国民の大半がLINEを持っていますし、そうでなくても、現役世代は99%近くの人がスマホを持ち自由にインターネットにアクセスできる状況にあるはずです。稀にスマホを持っていない人がいるとしても、PCでインターネットにアクセスする等、全くアクセスができない状況の人は相当な年配の人を除いていないはずです。

 

年配の人だけであれば、その人達を別の方法でサポートするというのも可能なはずです。
アプリであったり、専用サイトであったり、何らかの方法で全員がアクセスすることが可能であれば、国民の意向というのは一瞬で把握することができて間違った結果等はでないはずなのです。

 

さすがにそのくらいのことはできるようになってきてもいいのではないでしょうか。これではIT後進国が過ぎるように思えてしまいます。個人情報との兼ね合いというのはもちろんあるとは思いますが、それとワクチン接種人数等は異なる話であり、この程度をコントロールできないということは、本当に有事に弱い、情報処理・収集能力を持たないということになってしまいます。

 

 

正確な情報の積極的公表を

 

打った結果どうなのか、問題としてはどうなのか。これについても正確な情報を公表しているとは思いにくいもの、また開示していても一般人がたどりつくには極めてわかりずらいような状況が見受けられます。

 

簡単に情報を把握することができない状態になっているので、さまざまな憶測を呼び、何か不都合があって隠しているとか、陰謀論のようなものが出てきてしまうのです。

 

専門家ではない一般の人がぱっと見てもわかりやすいような数値と評価、隠し通すことのできないクリアな議論と問題点の公表。そういうことがもっと可視化されたものがあってもいいのではと思います。

 

これだけ日本国民大半の関心事であり、毎日のようにニュースになっているにも関わらず不透明な要素が多く、不安にさせる状態にあるということ。ワクチンを打つべきかどうかすらもはっきりと判断できないような情報しか出てこないというのはやはり問題です。

 

もっと簡単に把握したり、若者にも納得させるための行動ができておらず、ただCMのようなものを流すのは違うのかなと考えますね。

 

 

偽情報に惑わされず冷静な判断をすること

 

とにかく今現在ワクチンを打とうかどうか、コロナ対策をどうすれば、どう考えればいいのかという人にとって偽情報に惑わされないということが大切です。

 

ネット上の情報にはあまりにも適当なものが多く溢れていますし、冷静に判断出来る思考を持たなければいけません。特定の人ばかりを信じすぎると、その人の発言しか見なくなってしまいますし、他のことが見えなくなってしまいます。

 

本当にみんながワクチンを打ちたくないのかという話も実態はかなり怪しいことがわかってきました。
コロナ対策で有名な人が発言していてもそれが本当に正しいかどうかもわかりません。

 

きちんと自分自身が科学的に判断できる目を持つようにしていくことが大切です。


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